あくまでも「僕の話」ですが、今日は僕が大切にしている「育児の考え方」を共有したいと思います。
そもそも僕は、育児に関する資格を持っているわけでも、専門知識があるわけでもありません。
ほんとうに、ただの「一児の父親」が、日々感じたことをゆるく書いているだけです。
だからこそ、「自分ならこうするかな」「ちょっと真似してみようかな」と、読んでくれた方が何かを考えるきっかけになれば嬉しいんです。
僕が思う「育児」とは
僕が思う育児は、結局のところ「家族がひとり増えただけ」なんです。
もちろん、大変なことも増えますし、思い通りにいかないことだらけです。
でも、根本的には、いままで夫婦で築いてきた暮らしに、もうひとり分の「空気」や「生活のリズム」が加わっただけ。
特別なスキルが急に必要になるわけでもなく、昨日までの生活がガラッと別世界に変わるわけでもない。
ただ、日々が少しにぎやかになり、少し慌ただしくなる。そのくらいの感覚です。
僕は結婚してから4年ほど経って、家族が増えました。
その4年間、夫婦2人で過ごす「結婚生活」のなかで、
- どんなふうに暮らしたいか
- どんな距離感が心地いいか
- 家事のルールは決めないほうがうまくいく
といった「生活の基本方針」のようなものが自然にできていきました。
そして子どもが生まれてからも、僕たちはその延長線上で暮らしています。
育児だからといって、急に新しいルールを作るのではなく、
「これまでの僕たち」にひとり分の何かを足しただけ。
僕はそんな感覚で育児をしています。
正解がわからないからこそ、力を抜く
育児には明確な正解がありません。
だからこそ、迷ったり、夫婦でぶつかったり、不安になったり。
僕ら夫婦も、必ずしもお互いの意見を言い合うタイプではなく、「空気を読む」ことの方が多い慎重派です。
でも、この「正解がわからない」という状況が、実は一番しんどくさせるんですよね。
だから僕は、
「育児だから」と構えすぎないこと
を大切にしています。
育児は、突然特別な世界が始まるわけじゃない。
いつもの日常が、すこし賑やかになるだけ。
このくらいの気持ちでいるだけで、ずいぶん心が軽くなりました。
子どもの世界をのぞくと、大人にはない発見がある
僕が育児で心がけていることはもうひとつあります。
子どもの世界を、ちょっとのぞいてみること。
無理に止めたり、押しつけたりする前に、
「なんでこうしたかったんだろう?」と一度考えるようにしています。
(もちろん、こころに余裕があるときですが)
先日の記事でも触れましたが、寝る前に部屋が散らかったまま寝室に移動してしまい、親だけで片づけようとしたときのこと。
適当に置かれているように見えた人形が、実は妙に丁重に扱われていたり、
段ボールをベッドにして、その上に緩衝材を敷いて布団代わりにしていたり。
その光景を見て、
「こんなふうに世界を見てるんだな」
と愛しさがこみあげてきて、結局片づけずにそのままにしておいたり。
大人にとっては何気ない散らかりでも、子どもにとっては大切なストーリーの途中なのかもしれない。
そんな発見がたくさんあります。
育児の基本は「会話」と「余白」
育児が大変になる理由の多くは、
「こうあるべき」
「こうしなきゃダメ」
と、大人側が肩に力を入れてしまうことだと思います。
でも実際は、
- 子どもなりの世界があって
- 親にも親のペースがあって
- 完璧にしなくてもちゃんと育つ
だからこそ、
完璧な育児ではなく、余白のある育児
を目指したいなと思っています。
大人相手にだって、
うまく行かないときはいくつもある。
上司や部下、いつも思った通りに動いてくれるわけがない。
子ども相手なら尚更。
夫婦で話すことも大事。
でも、ルールを作るより、
その日その日の状況で自然に分担したり、助け合ったりする方が、僕には合っていました。
さいごに
育児は、1000人いれば1000通り。
正解も不正解もありません。
でもひとつだけ言えるのは、
子どもも、親も、無理しすぎないことが一番大事。
ゆるく、自然体で。
ときには全力で。
そんな「ちょうどいい育児」を、これからも続けていきたいと思っています。
明日もゆるっとやっていきましょう。


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