休日のテーマパーク――それは、わが家にとって「ショッピングモール」。
ポケモンフレンダを通して感じた、”お金”と“親子時間”の話を少しだけ。
わが家のテーマパーク、それはショッピングモール。
休日、僕たち家族の定番のお出かけ先は「ショッピングモール」。
もはや“買い物をする場所”というより、“ひとつのテーマパーク”のような存在になっています。
この「テーマパーク行き」が決まると、休日の流れはほぼ決定。
朝の支度からお昼ごはん、行き先、帰りの時間まで、見事にパターン化されていきます。
そして、そのメインアトラクションこそが―――
息子がいま夢中になっている「ポケモンフレンダ」なんです。
終わらない冒険と、終わらない課金沼。
きっかけは保育園の友達の影響。
それまでポケモンにほとんど興味を示さなかった息子が、ある日突然「ピカチュウ!」「リザードン!」と言い始め、次の瞬間には「ポケモンのずかんほしい!」とおねだり。
そしてある週末、ついに息子が目を輝かせて立ち止まったのが「ポケモンフレンダ」。
アーケード筐体の前で、彼は迷いなく100円玉を投入しました。
―――ここから、終わらない課金の冒険が始まります。
お金の減り方がすごい。
このゲーム、遊んだことがある方ならわかると思うんですが、
お金の減り方が……本当にすごい(笑)
100円を入れて、スキャンして、バトルして、カードが出てくる。
1プレイが終わると、「次の人に代わってね」というアナウンス。
でも後ろに誰もいなければ、延々と続けられてしまう。
あれよあれよという間に財布の中の100円玉が軽くなっていく。
最初のうちは「今日は500円までね」と言っていたはずが、
気づけば「あと1回だけ!」が3回くらい続いているのは、きっとどこの家庭も同じはずです(笑)
お金を使う体験って、実は教育かも。
とはいえ、ただ「もったいない」「ダメ!」と止めるだけじゃ、なんだかもったいない気もします。
ポケモンフレンダって、実は小さな経済の世界。
100円を入れるたびに、何かを得て、何かを失う。
子どもなりに「次にどうしよう」と考えながら遊んでいる。
だから僕は、どうせなら少しだけ金銭感覚を育てるチャンスだと思うようにしてます。
「今日は500円まで」「来週また遊ぶために貯めておこうね」と話す時間も、親子にとっていい“学びの時間”になるのかなと。
もちろん、貯めたことなんてないんですが。笑
感情もフルスロットルな5歳児。
息子はまだ年中さん。
勝てないバトルに悔しがったり、狙ってたモンスターが出ずに泣きそうになったり、かと思えば、新しいピックを手にして飛び跳ねたり。
その姿を見ていると、人生の縮図みたいだなと思うんです。
思いどおりにいかないことがあっても、次の挑戦にワクワクする。
その純粋さ、いつしか親の僕たちは忘れてしまってたりするんですよね。
今日も聞こえる「もう1回していい?」
「もう1回していい?」
「100円入れて!」
「500円だけって約束したでしょ!」
「じゃあ、来週はできないよ!」
―――これが、わが家のショッピングモールテーマパークでの定番会話(笑)
そんなやりとりをしていると、「親って結局こうやって毎週ちょっとずつ子どもに負けてるんだな」と思います。
でもその“負け”が、きっと家族の幸せの一部なんだろうなと感じるんです。
次の冒険は、きっとまた週末に。
ポケモンフレンダの世界には、まだまだ新しいモンスターが登場するそうで。
もはや僕が、嬉しそうに輝く顔見たさにその更新情報を誰よりも早くチェックしていたり。
「今度は〇〇が出るんだってさ」
「いく!いまいきたい!」
そう言いながら、次の休日の予定が自然と決まっていく。
―――わが家のテーマパーク、今週末も開園です。
まとめ:100円の冒険がくれる親子時間
子育てって、正解がなくて、悩むことも多いけれど。
こうして笑って過ごせる日常の中に、小さな学びや気づきがある。
今日も財布は軽くなったけれど、心はちょっと満たされた気がします。
そんな休日が、たぶんいちばんの“ご褒美”なんですよね。

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