30歳も半ばになって、ふと気づいたことがあります。
最近、以前より飲み会がぐっと減ったなぁと。
コロナ禍でリモート中心になったから、子育てで忙しいからという理由もあるし、
僕が飲み会に行けば妻のワンオペになる―――
僕の欲求解消で妻の負担が増えるなら、それはできるだけなくしたいなとおもったりもしました。
ただ、最近ふと思うのは
どこかで「行きたい」と思う気持ちそのものが、知らずにゆっくりと小さくなっているということです。
昔は、友達と集まるのがとにかく楽しかった。
仕事の愚痴を言って、思い出話や黒歴史、冗談で笑って、夜風に当たりながらコンビニに寄って帰る。
あの何でもない時間が、宝物みたいに思えていました。
数は多くないですが友人たちもいろんな人生を歩んでいて、
独身の友人もいれば、離婚した友人、結婚したけれど子どもがいない夫婦、
そして僕たちみたいに子どもが生まれた友人もいます。
誰の人生が良くて、誰の人生が悪いとか、そんな話ではありません。
ただそれぞれが、それぞれの速度で歩いているんだと思います。
半年に1,2回ほど、久しぶりに集まって飲むこともあるけれど、
なんとなく、昔と同じような感覚には戻れなくなりました。
笑ってはいるんだけど、
どこかで少しだけ距離があるような感じがする。
「前はどう楽しんでいたんだっけ?」
そんなふうに思ってしまう自分がいます。
それはきっと、友人が変わったんじゃなくて、
僕自身の生活や大切にしたいものが変わったからなんでしょう。
その一方で、
最近は妻の友達夫婦と遊ぶ時間がすごく心地よかったりします。
集まるといっても、だいたい子ども中心。
誰かが泣いて、誰かが走って、誰かがジュースをこぼして。
こちらの機嫌がよいと思えばあちらの機嫌が悪くて、かと思えばどちらも機嫌が悪くて。
みんなで「あーあ」と笑いながら片付けるような時間です。
最近は子どもたちも成長したのか、二人でふざけあったり、笑ったりしていることも増えてきました。
ゆっくり話す時間なんてほとんどないけれど、
なんだか“安心できる空気”があるんですよね。
子どもを連れてBBQしたり、外食したり、
何気ない時間を一緒に過ごすだけで、十分楽しい。
昔の友人と会ったあとに感じる、あの小さな違和感が、ここにはありません。
そういえば、ずっと前に誰かが言っていました。
「友達ってね、自然と疎遠になる時期が来るものだよ。」
その時はピンと来なくて、
「いやいや、自分は違うだろ」と思っていました。
でも今になって、その言葉の意味が少しだけ分かる気がします。
疎遠になるって、冷たくなることではなくて、相手を嫌いになることでもなくて。
人生が変われば、会う頻度も話す内容も、自然と変わっていく。
それを受け入れられるようになると、大人になるってことなのかもしれません。
寂しさがまったくないと言ったら嘘になります。
やっぱり、あの頃の自分たちを思い出すと、
少し胸がきゅっとする。
でも、代わりに手に入れたものもたくさんあります。
家族ができて、
新しい人間関係が生まれて、
気づけば「今の自分にとって心地いい場所」が変わったのだと思います。
それは、失ったのではなく
流れていく時間に合わせて、優しく形を変えただけなのかもしれません。
道があれば重なることもあるだろうし、
太い1本の道になることもあるかもしれない。
いずれその道は分かれて、また重なって離れて。
そんな中僕たちは進んでいくんでしょうね。
30代半ばになってようやく分かってきたこと。
人との距離は変わっていくけれど、
それは悪い変化じゃないということ。
これからも人との縁はゆっくり変わっていくはず。
その流れを焦らず、やわらかく受け止めていけたらいいなと思っています。

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